化学的な前処理を行う曲げ
化学薬品を木材に含侵、軟化(可塑化)させ、曲げ加工を行うものです。化学薬品による曲げ処理(可塑化処理)の代表的なものとして、アンモニア処理(液体アンモニア、アンモニア水、アンモニアガス)、アルカリ処理などがあります。以下、アルカリ処理について解説します。
〒869-2504 熊本県阿蘇郡小国町西里 1608-2
化学薬品を木材に含侵、軟化(可塑化)させ、曲げ加工を行うものです。化学薬品による曲げ処理(可塑化処理)の代表的なものとして、アンモニア処理(液体アンモニア、アンモニア水、アンモニアガス)、アルカリ処理などがあります。以下、アルカリ処理について解説します。
水酸化ナトリウム(加性ソーダ)や加性カリなどを用いて可塑化させるものです。薬剤はすべて水溶液として用い、不快なにおいもなく、常温、常圧でおこなえるため、特別な装置、熱源も必要ありません。また、一度アルカリ処理を行った材は水がある限り柔らかさを保つ特徴があります。処理材は、乾燥しても再び水分を与えると元のように柔らかくなります。欠点として、薬品により材が変色するということがあります。この加工に利用できる板厚は、10〜20mm が限度ですので、利用範囲は限られてきます。
アルカリ処理により可塑化が起きる理由として、通常は真っ直ぐな木材の繊維が収縮し、たるみを生じるため曲がりやすくなると考えられています。これは、物理的か化学的かの違いがありますが、次項で述べる、「事前(縦)圧縮曲げ」と似ています。また、興味深いことに、収縮は加性ソーダで 5〜10%、加性カリで 10〜20% の濃度範囲でしか生じません。
鯛工房 / 〒869-2504 熊本県阿蘇郡小国町西里 1608-2
Copyright 2005 Tai-workshop / All rights reserved.
![]()