家具制作鯛工房

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孤雲野鶴。鯛工房代表が綴るブログ。暮らし、生活、家具、社会。

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マレーシア通信 21

朝市、そしてチーチョンファン(Chee Cheong Fun)

嫁さんと三男が高校への編入試験のため一時帰国したとき、初めて僕は一人で近所のSS15エリアにある朝市に行った。ここは、ハリラヤであろうが、中国の正月であろうが、朝の六時位から昼過ぎまで年中無休で営業していて、いつもマレーやチャイニーズやインド系でごった返している。長い鉄骨スレート葺きの建物の中央に通路があり、両側に新鮮食料品を売る屋台が並んでいて、とりわけ新鮮な生ものを売っている。時々新鮮なアジを買ってタタキにすることもあるのだ。
いつもは週末の朝、今では日本人といわれることがすっかりなくなった地元風の嫁さんと二人で生鮮品の買出しに行き、僕は荷物持ちだが、今日はマレー風キチンカレーを作ろうと思い立ち、材料の買出しに出かけたのだ。使う材料は、チキン、ココナッツミルク、ココナッツファイバー、生ウコン、レモングラス等々で、ココナッツミルクたっぷりのマレーシア風コテコテカレーはとても旨いのだ。
大きめの普通ショウガと同量の生ウコンはすりおろして煮込む。これがみそ、ただし葛城流。

朝市と背中合わせの裏手には、それは汚い五軒並びの食堂街(?)があり、安い朝飯を出している。その中でひときわ賑わっている一軒がチーチョンファン屋だ。チーチョンファンとは、薄く延ばした米粉を蒸してシート状になったものを、丸めたようなもので、やや透明で柔らかい。これに様々な練り製品や湯葉等が煮られている浅い大鍋の中から好きなものを取ると、おっさんがリズミカルに全てを刻み、カレー汁をかけてくれる。この店のカレー汁(カレーグレイビー)がすごく旨いのだ。旨いお店はいつでも人だかり、そしていつ行ってもおっさんが材料を刻む音が響いているのだ。

僕は朝の満足を味わった後、マレー風チキンカレー勝手解釈を作った。最高の味だったが、こがしてしまった。ウーーム残念。
(8/25 '2002)


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