家具制作鯛工房

モダンでシンプルな家具を制作する家具椅子工房です

ストレスに値せず

ウィンザータイプのサイドチェアーを作ろうとしている。ところが、それを作るようにするのがひと苦労。

先ず、古い旋盤のドライブセンターが大きいものしかなくて、爪がボロボロ。ライブセンターはベアリングが傷んでガタガタ。しかし、ドライブセンターの爪の加工ができる加工屋がこの町にはなかった。

最近になり、川向こうのタイの町で加工ができる店を見つけた。先ず、スピンドル加工に用いるための小径のドライブセンターの加工を頼んだ。
爪の先端がシャープではないこと、センター部分が大きすぎて材木への食い込みが悪いので先端加工をやり直してもらって受け取る。先端は少し焼き入れを頼んでおいた。
きれいに仕上がっていたので喜んだのも束の間、取り付け用のネジ規格が違っていた。現在再加工中。

ライブセンターはテーパーシャフトだった。機械加工用の標準部品が使えた。これはラッキー。

次に、座面の板剥ぎに必要なジョインターのブレードの交換を行わなければならなかった。
しかし、短大の研磨機は相当の時代物で今までは使う気になれなかった。スタッフは、この機械で学生に研磨をさせるのだが、まともな研磨ができない。

前任者が入れた日本製ジョインター、自動鉋盤の研磨はその機械では行いたくなかった。そこで町内の研磨屋に持ち込んだが、研磨は鋸刃しかやっていなかった。
こうなったら学校の研磨機を使う他はない。自前で研磨をしなければジョインターと自動鉋盤は使えないのだ。研磨機のオーバーホールを決めた。

以前にチェックしたときには、砥石の移動レールは、問題無いようだった。今回、掃除して調べたが、問題ないことにした。きびしく調べて問題があってもどうしようもない。
ブレード押さえと、刃先の位置決めプレートの固定ボルトのうち傷んだ物を交換、タップの立て直し等で対処できそうである。

次にちびった砥石の交換である。ところが古い機械のために砥石のシャフト径が特殊なサイズで、新しく買ってきた砥石の穴径と合わない。我が町には特殊なカップ砥石などは売ってはいない。
カウンターパートは意に返さず、砥石の軸穴を木工用丸ヤスリで広げ始めた。息を呑むような素晴らしい対応であった。暫くの後、砥石は無事に機械に取り付けられた。何とか研磨ができそうである。

機械の調子もイマイチだが、教えている教官のモチベーションもイマイチである。
何のために、ここに居るのかわけが分からなくなる事もたびたびあるのだが、ローカルスタッフはいたって平穏、昨日と同じように今日も実に平和なのだ。
(2006/02/09)

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