家具制作鯛工房

モダンでシンプルな家具を制作する家具椅子工房です

全ラオス技術訓練短大展

ラオスに帰ってきた早々、全ラオス技術訓練短大展が待っていた(実はこのイベントに間に合うように帰ってきたのであるが)。

カムワンの会場 このイベントは毎年開催されていて、全国の主だった訓練校が参加する。
今年はラオス中南部のカムワン県タケク市にある、カムワン技術訓練短大が会場である。この短大はドイツが援助を行っていて、校舎も実技も非常にレベルが高い。

木工のワークショップには、木工機械室、組立室、工具保管室、学生用工具保管室、塗装室、研磨室、材料保管室、実習用レクチャー室、教官室、乾燥室(別棟)、サイクロン式集中集塵装置があり、実習場の配置、設計には木工の専門家が携わったのは明らかで、日本の援助と違い、単に入れ物を作るだけではない行き届いた配慮が判る。

会場の家具 余談だが、ドイツは職業訓練に関しての援助に熱心であり、校舎から訓練と、長期に渡って援助を続けている。
サワナケートの木工の教官も長短期に渡って交代で彼らの施設で講習を受ける。私にとっては首根っこを押さえられているようなもので、何とも歯がゆい。

教育に対する援助の場合、長期的な視点と活動が必要であることは改めて言うまでもなく、日本の援助に希薄な部分である。
教育分野での長期援助は、言葉は悪いが文化的植民地化 ― もっとも今日では将来的な互いの発展のための協力という表現を採るが ― その戦略、指針が在るかないかであろう。

誤解を恐れずに言えば、文化や科学技術の面で他国に影響を与えられる事は想像以上の効果がある。衰退傾向ではあるが、英国は今だ尊敬の対象国であり続ける。

ラオスで我校がナンバーワンだというドイツ人スタッフの誇りに満ちた態度は口惜しく、日本の援助の方法を寂しくかえりみたりする。

しかし、今回私達はこの展示会に合わせ新作を持ち込んだのだ。
ラウンドトップテーブル、ウィンザースタイルのサイドチェアー、地元産のケイン(藤皮)を用いた座張りのサイドチェアー等である。
カウンターパートを始め、木工スタッフも良く動いた。

ウィンザーサイドチェアーとテーブルのセットは見事に受けた。
そして、嬉しい事に教育省のナンバー2であるドクターが買ってくれたのである。

評価されたのは、このタイプの椅子をラオスではほとんど見ないからだと思う。
また、この椅子の制作を決めた理由は、ある意味で比較的簡単に作る事ができるからである。
ある意味でというのは、極端に言って旋盤とドリルがあれば形になるからであり、資材の乏しいラオスに合っていると考えたからである。
(2006/05/14)

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