家具制作鯛工房

モダンでシンプルな家具を制作する家具椅子工房です

ユーザー車検を通す (2)

検査場に到着後、その近くに必ずある予備車検場(テスター屋)を探すわけですが、それはすぐに見つかりました。そこにはすでに整備業者がずらりと並んでおり、順番を待っているのです。私もさっそく車を持込んだのですが、ユーザーは受け付けられないと言います。驚きました、はっきり言って非常にまずい状況です。ここで悪いところをチェックしてもらわないと本検査に合格しない可能性が高いわけですし、そうなればどこかの整備工場で不良箇所を直してもらい、再度検査を受けなくてはなりません。そのための修理工場は検査場の近くにありますし、かりに一度不合格になってもいいよう、朝早くにでかけているわけですが、二度手間になります。もちろん、予備車検場では悪い所は修理してもらえます。

後で聞いた話では、熊本県では予備車検場は自動車整備組合が運営しているとの事、そして、年間の組合費は七十万(!)もするらしいのです。これではユーザー車検は受け付けないのは当然の事ですし、まして業者は、必要経費である高価な組合費を取り戻すべく、予備車検場を利用するのは当たり前の事であるわけです。この意味は効率よい、つまり数をこなす点にウエイトを置いたシステムであり、弊害として、そこそこ整備の水増し請求につながる可能性が高いと言えるわけです。これは、とりもなおさずユーザー不在のシステムであり、このような弊害を改善すべく行革審も動いているわけです。もっとも、自動車整備組合が運営している予備車検場は全国で熊本県だけですから、他県の人はこの心配はありません。
やむなく、いきなり本検査に臨みました。結果は前号に書いたように合格。つまり全費用¥31,260というのは、自信を持っていえる軽自動車の最低車検費用ということになります。もっとも、県によって多少の違いはあるかもしれません。

約八年ぶり位でユーザー車検を受け、改めておかしいなと思う点が車検制度には多いと思いました。まず、一般に車検と呼ばれているものは継続検査のことで、その他にも分解整備検査などという車検があり、例えば市販のショックアブソーバーを取り付けても分解整備に該当し、ディスクブレーキのパッドを交換してもこの範囲に含まれます。この場合、ユーザーが行なえば十五日以内に分解整備検査を行なう義務があるのです。この制度なども現状では改善の余地があるのではないかと思われます。また、少なくなったとはいえ、定期点検整備記録のチェック項目がまだまだ多すぎます。最近の車では、ほとんど壊れることのない部分の項目が今だに多い、そして、車検ラインで車体下部のそちこちを点検用ハンマーで叩いてみたって大した意味はないと言いたいわけです。車検なるシステムが本来意味を持つのはノー整備で車検ラインに持込み、悪いところをチェックし、修理するという所だと思うわけです。そして、その義務は本来は今だユーザーにあるのです。

僕は整備業界や整備業者を全否定しようとしてるわけではありません。つまり、整備費用で釈然としない請求項目が多いこと、旧態依然としたシステムの上にあぐらをかき、自助努力が足りないことを言いたいわけです。僕がここで指摘しなくとも、行革審がこの業界を指導しようとしているのがなによりその表れだと思います。この国では、まだまだこの例のようにユーザー不在、消費者不在、住民不在のシステムが多く存在していると思います。我々はもっと選択の自由を保証されるべきです、そして、結果に対しては選択をした本人が責任を持てばいいのではないかと思うのですが・・・

今回も女房が受検をして来ました。昔に比べ係員が親切になっていたそうです。行革審の影響に違いありません、非常に良いことだと思いました。また、車検については別冊自動車工学 カーテクノロジィに非常に詳しく載っています。専門家向けの雑誌とはいえ、ほとんど自分でやってみなさいと云わんばかりの丁寧な内容です。
(バックナンバー参照のこと:ひょっとして品切れの可能性はあります)

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