家具制作鯛工房

モダンでシンプルな家具を制作する家具椅子工房です

はじめに

先日、小国町内で建具屋をやっている高橋みっちゃんを訪ねる用事がありました。彼は腕も良いが、なかなか研究熱心な男で、それなりに参考になるアドバイスを頂くんですが、その彼が立派な塗装室をこしらえエアコンを設置しているのです。仕事がら、ウレタンのスプレー塗装が結構多いらしいのですが、これでカブリもなくなり、良い仕上ができると嬉しそうに話していました。この長雨をモノともしないのは建具屋みっちゃんの塗装室くらいで、そうとうに改善されたとはいえ、これだけ雨が続くとかなり湿気感が漂ってきている我が工房では、天を仰いでも諦念の雨粒です。

プロがいない (2)

前回の車検の話の自動車整備屋も木工機械屋と同じく、なかなかこれといったプロに巡り合えません。
前々回の床屋の話は結構共感を得ました。ここらの床屋でも、親父は正しい仕事しているのに、途中から呼ばれて出てくる息子の、髪に寝癖がついているままで、明らかにやる気ぜんぜんありませんという態度、雰囲気みなぎらせているのや、赤く染めた髪の、不潔そうな跡取りが出てきて仕上げされる床屋など、二度訪れる気にはなれないわけです。つまりこれは、親父の息子への、プロとしての躾がなっていないということですか。跡取りの、外での修業は必要かもしれません、床屋も。

おわりに

神奈川県相模原に住んでいる秦野職業訓練校時代の同級生が家族で遊びに来ていた。僕たちは近くの温泉に行った後、超旨のビールを飲んでいた。僕がかつて勤めていた家具屋の親父が逝ったという訃報が入ったのはそんな賑わいの最中だった。
良い仕事がしたかったのだが、どこの家具屋が良いのかよくわからず、職訓も卒業が近付いてきて、もう、エイャという感じで我が家から一番近かった、バイクで通える家具屋に就職を決めたのが親父との出会いだった。僕は結構生意気だったと思う、文句も言った、ふてくされもした、喧嘩もした。しかし、親方と共にやった木工作業は自分で言うのもへんだが、みょうにタイミングが合ったと思っているし、気分が良かった。九州で家具屋を始めた後も親父を唸らせるような仕事をしようと、いつも思っていた。まだまだ聞き出したいことが沢山あった、まだまだ唸らせてはいなかった、そして、もう一度会いたかったし、また九州に来てもらいたかった。
別れとはいつもこんなものなのかもしれません。感謝と葬送に代えて。

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