はじめに
今年は久々に寒い冬であります。しかし、逆上的に買込んだ、ヒートエース ガード付き、新型薪ストーブのおかげでほかほかと暖かく仕事に励むことができております。橋本さんの木考会通信に紹介されていたもので、札幌から取り寄せました。
〒869-2504 熊本県阿蘇郡小国町西里 1608-2
今年は久々に寒い冬であります。しかし、逆上的に買込んだ、ヒートエース ガード付き、新型薪ストーブのおかげでほかほかと暖かく仕事に励むことができております。橋本さんの木考会通信に紹介されていたもので、札幌から取り寄せました。
「モノの値段」 と、一口に言ってもいろんなモノがあります。お店で食料品を買うときになるべく質がよくて安いものを買えばみなさん満足できるでしょう。自分が満足できるものであれば美術工芸品などのように高くても納得できるものもあります。サービスの対価にあってはもっと複雑で、ちょっとした手続きの報酬に本当にびっくりするような請求がきたりすることもあるのでますます混乱してきます。
「モノの値段」が一人歩きをして、「モノの値段」の多寡によりそのものを評価していないかと心配になってしまうのも事実です。
読者のみなさんは家具製造業者がメインなので製造業の話をいたしましょう。製造業はモノを仕入れて加工し、販売することが経済活動の基本といえます。まず自分の作った製品や作品の値段ではなく、自分が支払う「モノの値段」について考えてみましょう。
材料や経費を支払うにあたり、あれは高かった、これは安かったといいます。これも一定の品質を確保できればとにかく安ければいいものと、特注工具のように満足できるものであれば値段が高くても納得するものとに別れます。さらに人によってもっと安いところを探したり、自分で工夫し安く上げるようにする人もいるし、請求を受けた金額をすなおに払う人もいます。
このあたりの駆け引きが「モノの値段」を構成する要因になってきます。
さて今度はあなたが自分の製品や作品に値段を付けるときはどうするでしょうか。お客さんの顔を見ていくらくらい払えるかな、などを考えながら「エイヤッ」と今までの経験から切り出しますか、それとも同業者の仕事を参考に、自分なりの金額を提示しますか、あるいは細かい計算をしながら「これくらいで出来ると思います、あとは作り上げてみないと金額は出せません」と、お客さんに提示しますか。
ここで大切なことは、お客さんの支払対価がその「モノの値段」を計る尺度、すなわち自分の仕事を自分で評価して値段を決めていることです。ディスカウントスーパーのような価格決定はできません。いかに自分をお客さんに高く評価していただいき、満足して品物をお納めいただくかが、あなたがたの業界の大前提となるわけです。
そこで製品や作品となる「モノの値段」を構成するものは何があるのかを考えてみます。事業所得者であれば自分の確定申告書や決算書をよく見てください。自分の仕事場にあるもの、これがないと仕事が出来ないものは何かを見まわしてみるとよいでしょう。
まず製品や作品を作るには材料が必要です。それに接着剤や塗料に消耗品など、またそれらを扱う人に対する支出となる人件費(このほか決算書には出ていない自分に対する給料も計算に入れる必要があります)、水道光熱費や通信費、自動車の燃料や修理代に木工機械のメンテナンス費用、工場や資材置場の地代や家賃。さらに目に見えない経費としては建物に機械や車両などの減価償却費もあります。固定資産を減価償却により償却期間に費用配分しておかないと次の資産の入れ替えのときに慌てることになります。あと借入金の金利も忘れてはいけません。これらのものが組み合わさって製品や作品となる「モノの値段」を構成すると考えてください。
だれでも良い仕事をして余計に稼ぎたいと考えます。そこで利益を上げるために製品や作品の値段を上げればいいと安易に考えてはいませんでしょうか。ただ漫然と仕事をやっていて客が来ない、儲からないといっていませんか、ドンブリ勘定で長期の経営計画を立てていませんか、それでは本題の「モノの値段」をいかにして決めるかの話に入ります。
(以下次号)
アメリカ合衆国からの商品の輸送方法についてです。米国から商品をオーダーするにあたり、民間宅配業者であるフェデラル・UPS・DHS等を利用する場合はいいのですが、いわゆるアメリカの郵便局、つまり、ユナイテッドステイツ ポスタル サービス(US-PS)、これは米国郵便事業体などと呼ばれたりしていますが、これを利用する場合の指示、指定のしかたがはっきりわからない、また、指示と違う方法で送られてきたが、その意味が判らないなどという場合がありますので、調べてみました。
個人輸入でUS-ポスタル サービスを利用する場合、ほとんどがパーシャルポスト(郵便小包) だと思います。この中に、エアーパーシャル(航空小包)とサーフェスパーシャル(船便小包)があります。結論からいえば、パーシャルポストを指示しておけば問題ないと思います。アメリカの通信販売業者のオーダーフォーム(注文票)の中の輸送の指定覧の中で、パーシャルポストを選べば、US-ポスタル サービスを選んだことになります。日本で郵便小包を指定した場合、郵便局に走るのと同じことです。
また、US-ポスタル サービスの中に、EMSと呼ばれるサービスがあります。これは、エキスプレス メイル インターナショナル サービスという速達航空便(書状及び品物が対象)のことです。EMSのメリットは、エアーパーシャルより早い、民間業者より安い(民間はディスカウントする場合があるので一概にいえない場合あり)、パーシャルポストには手紙は入れられないが、EMS は混在可、などです。
エアーパーシャル指定なのにEMSで送られてきたという場合は、送料が安いか、ほぼ同じなので業者がEMSを選択したということがあります。(下表参照)また、EMSもパーシャルポストもウエイトリミットは四十四ポンドです。(1ポンド(1LB)= 453.6g)
さらに、サーフェス スモールパケット(船便小形包装物)というサービスがあります。これはプリンティッド マター(印刷物)、マター フォー ブラインド(点字郵便物)と同じジャンルのサービスです。(日本では通常郵便物と呼ばれるジャンル : 米国では航空便の場合、小形包装物・印刷物などと別れてなく同じ扱い。船便は別れている)送れる重量は四ポンドが限度ですが、サーフェス パーシャルより安くあがります。
ただ単にサーフェスと指示した場合、サーフェス パーシャルか、サーフェス スモールパケットかは先方には判りません。サーフェスとだけ書いてオーダーした場合にサーフェス スモールパケットで品物が到着する場合があります。先方が安い方を選択して送ってくれた場合です。ただし、割安だけあって保険は掛けられないそうですから、大事な品物はきちんとパーシャルポストを指定し、保険を掛けるほうが安全です。
また、たんに輸送手段をエアーとだけ指示した場合、先方は民間宅配業者かエアーパーシャル、あるいはエアーの通常郵便物、もしくはEMSか判りません。US-ポスタルサービスを利用する場合は、なにしろパーシャルポストのエアーかサーフェスをきちんと指定しておくべきであるということです。ただ、重量がわかっていて、あまり重くない場合はEMSの方が安い場合があるようですが・・。(下表参照)
ついでに述べるならば、エアー便での選択はまだあるようですが、我々が米国から商品を購入する場合、一般的ではありません。例えば、日本で書状と呼ばれるレター アンド レター パッケージというカテゴリーがあります。これは手紙と品物をいっしょに送れるタイプですが、上記の、日本でいう通常郵便物のカテゴリーや、エアパーシャルより割高で、書状を同梱できるという利点も我々には大して意味がありません。
US-ポスタルサービスに関しては、およそ以上です。参考までに各輸送手段の料金の一部を掲載しておきます。料金はUS-ポスタルサービス、インターナショナル メイル マニュアル NO.15 JULY 1995から引用いたしました。US-ポスタルサービスに関し、不明な事項は東京国際郵便局に問い合せるのがいいかと思います。
| 1lb | 2lbs | 3lbs | 4lbs | 5lbs | 8lbs | 12lbs | 20lbs | |
| letters and letter packages | 13.00 | 25.80 | 32.20 | 38.60 | ||||
| air mail (通常郵便物) | 9.25 | 16.45 | 23.65 | 30.85 | ||||
| air parcel post | 12.80 | 19.20 | 25.60 | 32.00 | 37.44 | 53.76 | 73.60 | 109.44 |
| ems (on demand) | 17.00 | 19.50 | 25.00 | 31.00 | 34.00 | 50.50 | 72.50 | 116.50 |
| surface sumoll packets | 3.73 | 6.13 | 8.05 | 9.97 | ||||
| surface parcel post | 9.00 | 9.00 | 10.92 | 12.84 | 14.76 | 20.52 | 28.20 | 43.56 |
また、英語圏の主要国の郵政事業を担当する機関の名称は以下の通りです。
| イギリス | post office |
| カナダ | canada post corporation |
| ニュージーランド | newzealand post limited |
| オーストラリア | australian postal corporation |
「家具屋になったのはいいばってんが、作るだけでふうふう言いよるのに、それ接着だ、オイル仕上げだ、やれデザインだ、考えばならんことがそげなこと多か。これはたいへんな業界に脚をつっこんだもんばいと思うちょったら、最近はみんなして個人輸入ば始めよる。この歳になって、まさか英語が必要になろうとは思うてもみんかったばい、とんでもなか」と、ある木工仲間が以上のようなことをいっておりましたが、まさしくまさしくであります(方言は不正確で自信がありません)。
US-ポスタル サービスをはじめとする諸外国の郵政事業等の詳しい業務内容について、きちんと説明のできる方や機関が実に少ない! 東京国際郵便局調整課の尾崎さん大変お世話になりました。感謝。
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