家具制作鯛工房

モダンでシンプルな家具を制作する家具椅子工房です

はじめに

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。長く木工屋をやっておりますと、いろいろな意味で将来を見据えた展開を考えたり、悩んだりするのであります。読者諸兄にとり、今年がより良き発展と、新たなステップとなりますよう。杉林を分け入った工房より、新年の挨拶にかえまして…

ウインザー チェアについての個人的な思い

私は、以前よりウインザー チェアに大変興味があり、最終的にはコンティニアス アーム ウインザーを制作するのが目標でした。何故ウインザーかと言いますと、私は以前からスタンダードなもの、飽きのこないものを作っていきたいというのが家具作りの上での大きな目標の一つでした。ちょっと見るにはかっこよく、素敵に見えても、時間の経過に伴い、色褪せ、みすぼらしく思えてくる商品がなんと多いことでしょうか。はっと見せて飛びつく品物より、時間をかけて心に滲み込んでくる品物を産み出すほうがどれほど困難だろうかと思っています。そして、その「カギ」はどこにあるのだろうかと考え続けています。伝統的なウインザー チェアやスラットバック チェア(トムはラダーバック チェアと呼ぶ)には派手さはありませんが、時代を越えて人々に安らぎを与える何かがあると思っています。そして、その二種類の椅子は、古くから非常に多くの椅子のベースになっているのが分かります。多くの有名デザイナーやクラフトマンによってリデザインされ、時代、時代に蘇っているのです。身近な所では、ジョージ・ナカシマ、奥村昭雄などの椅子の基本はウインザーであると思いますし、ハンス・ウェグナーのデザインには、両者が混淆しているのではないかと私は勝手に判断しています。そんなわけで、それらの椅子のエッセンスを自分のものにしたいと考えていました。そのためには、まず自分で作ってみる必要があります。伝統的な作り方を用いれば、我々の工房でも制作が可能なわけですから。

今回の講習ではトム・サックレー氏の制作方法を体験できましたし、ノウハウもある程度分かりました。また、それ以外の関連事項も多少聞くことができましたので紹介していこうと思っています。

おわりに

トムが帰った後、嫁さんの手さげ篭の中に、不自然にもチャレンジ・イングリッシュ・ジャパニーズ・ディクショナリーが入っているのです。訳を聞きますと、「うるさい、きまってんじゃん、イングリッシュを勉強すんだよゥ」と、いいます。辞書なんかで、できるわけないだろうと言う僕に、「いいの」と、固い決意なのです。
トムとの会話で、ほとんどしゃべれず、かなりのショックと自己嫌悪に陥ったせいです。せいぜい二、三日のもんだろうと思っていた私ですが、 その日の夜もビールを飲み干し 、「やめらんねぇ」と言っていたかと思うと、暫く後、赤い顔をさせ、いつものようにコタツにひっくり返ってしまいました。人のことは決して笑えない私です。

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