家具制作鯛工房

モダンでシンプルな家具を制作する家具椅子工房です

ウッドワーカーとパソコン (2) WOODWORK MIYAMOTO 宮本良平

■2.インターネット

プロバイダと呼ばれるインターネット接続業者に加入する必要があるが、その選択は始めての人にはむつかしいと思う。私なりに、初心者でも安心と思うところをあげておくので、その中から、市内料金でかけられるアクセスポイントのあるところを選ぶこと(編注:現在はこの記事が書かれた状況とは大きく異なっておりプロバイダーリストは削除いたしました)。詳細は、雑誌"インターネットマガジン"等の広告を見ればよい。加入申し込みには、雑誌についてくる付録CDの各プロバイダ加入用ソフトを利用すれば簡単。ただし、クレジットカードが必要。西友やジャスコなどのショッピングカードに連動したクレジットカードでもOK。電話回線はISDNである必要はない。ISDNにしてもホームページによっては速さが変わらないことも多い。設定もやや難しい。

■3.ソフト

インターネットに関しては、雑誌の付録CDが便利で、簡単に優れたフリーソフトが入手できる。最近ネットスケープも無料化され、インターネット利用者には朗報。他のアプリケーションソフトは焦って買う必要はないが、文書作成にはマイクロソフト社のワード、表計算には同社のエクセルが無難。このふたつのソフトはFMVなどの大手パソコンには最初から入っていることが多い。別途購入の場合、学生証を提示できればアカデミックパックが安い。息子が買って親父が使うのは厳密には違反であるが、現実的には問題ないと思う。
CADに関しては高い国内のものは避け、インターネットに接続してから、オンラインでCADを購入するといい。例えば、TurboCADのベーシック版は約30ドル。日本円で4000円ほどだが、数万円のCADと同等以上の使い良さである。

■4.バックアップ : もしもの時のために投資を

コンピューターはいつか故障する。その時、莫大な情報が一瞬にパー。住所録や自分で作った文書、経理関係書類、メールなど、貴重なデータが決して戻ってこない。このために、大切なデータはかならずバックアップを取る必要がある。
ハードディスクが大容量化した現在、MO、ZIP、CD-Rなどの大容量記憶媒体のドライブを最初から購入されることを強く勧める。私は230MBのMOドライブを導入し、パソコンのスイッチを入れるたびに貴重なデータだけをバックアップするように設定している。
大切なデータを絞り込めば、時間はかかるがフロッピーディスク10枚ほどにバックアップできるだろう。MOなどを購入する余裕のない場合、貴重なデータだけをフロッピーディスクにバックアップする習慣をつけること。

■5.画像の取り込み

カタログやホームページの作成に画像は欠かせない。デジタルカメラの性能がかなりアップし、価格も下がっている。SONYのマビカなど、フロッピーディスクに記憶するタイプは取り扱いやすい。一枚100円と高いが、ネガや写真からCDに画像を取り込むコダックフォトCDは写真屋からたのめる。この画質はデジタル画像としては最高レベル。

■6.最後に一言

ぜひ近所でパソコンの師匠を見つけてほしい。本ではなく直に教えてもらうことが一番の近道だから。御隠居さんや学生さんで、パソコンオタクの人は一人ぐらいいるのでは。

■資料提供:WOODWORK MIYAMOTO 宮本良平

ホームページを作る

五月終わりに小国木材加工研究所のホームページを立ち上げました。その顛末を書きます。はっきりいって私には相当大変な作業でした。

マイクロソフト・ワード(ワープロ)を用いて作っていきましたが、ワードでの画面と実際のイメージがずれること、また、行間やレイアウトの細かい指示など、ワープロのようにはうまくいきません。その特性をつかむのにかなり時間がかかりました。現在でも良く分らない部分が多々ありますが…。熊澤さんは、なかなか思うようにいかないため、HTML言語で直接記述するようにしたそうです。HPはHTMLという言語で書かれており、ワードなどで作成したものも、ワード自身がHTML形式に変換するのです。直接HTMLで記述すればトラブルは減るそうですが、私には荷が重すぎました。なにしろ、大まかな特性や使い勝手を把握した後、実際の制作に入ったわけです。

HP で何を主張したいのかという基本的な部分の決定、画面のレイアウトや、項目の決定、文章の作成、画像の貼り付け、リンク(項目をクリックすると別のページにジャンプする機能)の指定 等です。僕が分からないだけかもしれませんが、ワードのHTML機能では細かい設定ができず、作成したデーターを、さらにフロントページという、インターネットエクスプローラーに付属してくるHP作成ソフトに架け、微調整を行ないました(こんなのってあり?、しかし、時間もないし、四の五の言ってられなかったのです)。実際のホームページを表示する画面に切り替え、破綻なく作動すればいちようOKです。
恥ずかしいことに、わたくしは、これで完成したと錯覚しましたが、これでは世間の人々が見れるわけではないのです。つまり、私の作成したHPのデーターをプロバイダーのコンピューターに転送しなければとりあえずの完成ではないし、他人は見れません。この転送にも専用のソフトが必要なのです。専門誌を参考に、ウインドウズに付属してくるFTPというソフトを用いてデーター(ファイル)をプロバイダーに転送しました。何度かトライしたのですが、うまくいきません。しょうがないのでプロバイダーのサポートに相談したところ、付属のFTP(MS-DOS ベースでした)などというような使いにくいものではなく、フリーソフトでいいのもがあるので、インターネットから目的のソフトをダウンロードして転送しなさいとのこと。HPへの道はなかなか険しいのです。

ウインドウズ用のフリーソフトやシェアウエアと呼ばれる安価なソフトは、「窓の杜」(http://www.forest.co.jp)や「VECTOR」(http://www.vector.co.jp) というサイトから入手できます。そこにはたくさんのソフトがリストされており、私は良い悪いも分からず、「Auto FTP」というフリーソフトをダウンロードしました。使い方は簡単でした。それは自動で必要なファイルをサクサクと転送してくれます。なかなか良い具合です。転送後、自動で自分のホームページを開くようにセッティングしました。悪戦苦闘したHPの画面が出てきたときは、なかなか感動的です。
その後、画面構成の不首尾の改正、カウンターの設置(ビジターの数を計測する機能、好みで付ける)、簡単に作者にE-メールを送れるようにするなど、一般のHPによく見られる機能をセットするのにもかなりの時間を費やしました。なかなか、一筋縄ではいかないのです。

プロバイダーに自分のファイルを転送しただけでは、そのHPは認知されません。認知されるためには、検索ソフト(サーチ エンジンなどと呼ばれます)に自分のHPを登録する必要があります。わたしの知っている範囲では全て無料です。例えば、木工とか、家具などという検索キーを入力すると、該当するHPを探し、表示するソフトです。とりあえずは登録しなければ始まりません。また、認知されるのに有効な手段は、関連するHPに自分のHPアドレスを載せてもらい、自分の HP にリンクさせるということを知人に聞きました(リンクをはるともいうそうです)。
ここまでの作業を終了すれば、あとはシズシズとカウンターの数字が増加していくのを、暫時楽しんでいいのではないかと思っています。ただし、その後の発展(?)は、ページの内容如何と、その定期的な更新だと言われています。
立ち上げた後に分かったことは、HPを見るソフトの種類により、オリジナル画面と多少違うこと、また、見る人の持っているモニターのサイズによっても変形するということです。しょうがない部分もありますが、この辺も考慮しておくべきだと思っています。また、知人のアドバイスによると、長い文章ファイル等は禁物であり、そのようなファイルはこま切れにして、目次を付けることが肝心といわれました。追加、修正部分を見るのに、その項目だけをダウンロードすれば良いからです。つまり、ビジターの通信費への配慮です。また、HTML を多少は理解したほうがいいともいわれました。ワードなどでは、細かいことはできないからです。

次に、HPを制作するにあたって、私の周辺器材を紹介します。スキャナー(画像・文章の取り込み用)、デジカメ、内蔵型MO(230M)、56K外付型モデム(使えなかったTAと交換したいわくつきのもの、56Kにプロバイダーが未対応で、機能を発揮していない)、15インチモニター、PC(IBM Aptiva755 / Pentium 120MHz / HDD 1.6GB / Mem 48MB / CD-ROM (×4) : モニターとセット、10万で購入したセカンドハンド。画像を扱うと性能的に少々苦しい)

一週間以上、掛かりきりでした。しかし、これで完成ではなく、これからスタートだということです。多少大丈夫かなという思いはあります。自意識過剰気味に少しドキドキしています。可能性は期待できないかもしれないのに、可能性を想像(想定)しているからです。さて、どうなりますことやら。HPに膨大なエネルギーを投下して、果して意味があるのかという問いに対して、これから家具屋を目指そうかという人間に、私は、いきなり、止せとは言えません。少なくとも、多少の「興味」をもって始めた人々は、そこに必ず何かの意義を見出すはずですから。同じく、HPに対しても、私はYESともNOとも言えません。個人的には今後非常に可能性のあることだと感じていますが…。
今回の私の記事の不首尾や不足、また、これから始める方に対し、HP作りに関してアドバイスをお持ちの方はぜひ、メール下さい。お待ちしています。

読者のウッドワーカーの方々。当HPで自分の工房を紹介しませんか(あまり期待は持てないかもしれませんが…:家具工房の紹介(仮題)というページに掲載予定)。作品や、本人のポートレートではなく、あえて、ワークショップの外観、あるいは内部を写したものを優先し掲載しようと考えています。勿論、本人、作品が写っても可。一ヶ月位で次の工房へ更新していく予定です。希望者は、写真、住所、氏名、工房名、履歴、コメント等の自己紹介文を手紙か、E-メールで送って下さい。ただし、申し訳ありませんが編集はこちらで行ないます。E-メールの場合、写真のサイズは50K以下でお願いします。インターネット上にホームページを持っていない方を優先したいと思います。費用は不要です。
本格的にPRしたい方は、熊澤さんのやられているホームページに登録するのが良いかと思います(本通信No.60号参照 : 費用は必要経費のみです)。

おわりに

最近発刊された、木工関係の雑誌(ムック本)を見ました。はっきりいって何ら目新しくもない紙面作りに呆れました。後発ならそれらしく、既存の関連雑誌を分析し、もう少し違ったアプローチで編集すれば良いものを、まったくの二番煎じなのです。私はある雑誌に記事を書いているからそっちに肩入れして言うのでは全然ありません。先発の雑誌の内容もまだまだ中途半端だと思っています。だからこそ、もう少しやりようがあるし、可能性だってあると言いたいのだ。こんなことだから、いろいろなジャンルの日本の専門雑誌のレベルが上がらないのだ(だんだん、文体が偉そうになってくるのだ)。んなこつ、情けなか。

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