家具制作鯛工房

モダンでシンプルな家具を制作する家具椅子工房です

はじめに

展示会や雑誌の原稿とも重なり、発行が遅れました。大変申し訳ありませんでした。「今月はパスせい。楽になるわよ」連れ合いの悪魔の囁きに心を揺らしながら、ようやく発行することができました。とは言っても、発泡酒やワインや冷酒、熱燗(!)など、あれこれあれこれ、やっぱり飲んでる夕べなのです…。

インフォメーション

■国際協力事業団 (JICA) 関連の求人情報概要

発展途上諸国では、我々のような木工の技術者(技能者)の技術協力は現在でも求められているそうです。木工における製品開発能力やデザイン、技術指導など、我々に出来ることは結構あるそうです。また、現地からの要請はあっても日本側の担当者が該当者を発見できず、要請に答えられない場合も多々あるそうです。青年海外協力隊とは違い、現地での待遇も、金銭的な面も結構優遇されています。仕事が無いとぼやいている方(失礼)、この際この制度に登録し、あなたの技術を他の方のために役立ててみませんか? 行かれた方の話では(複数)なんとかなる!かつ、行けて良かったが結論です(少しオーバー)。わたくしはこの制度にいずれ登録し、可能ならば将来は行くつもりでおります。

雑記・おわりに

■私の身近な広告宣伝

先々月から我々の営業活動を紹介しています。今月はインターネットに関してです。我々も、我々のホームページを持って一年が過ぎました。ここで、当初の目的を率直に述べますと、

  1. 情報の公開。読んでもらって有益と思ってもらえる情報を発信することにより、小国木材加工研究所の存在基盤を固める。
  2. 木工に関わりのある個人、関係団体とのコミュニケーションに役立てる。
  3. 海外との交流 (品物の売買を含む)。
  4. 商売に繋げる(小国木材加工研究所は委託事業ですが、独立運営です。利益を生み出して行かなければ成り立ちません。切実です)。

以上です。可能かどうかは別にして以上のような思いがありました。
小国木材加工研究所のHPに関しては、単にHPを持っている。時代のトレンドに遅れていない。などの感覚論は意味が無いと考えています。機能しているかどうかはさて置き、以上の目的に使えるツールとして位置付けています。もう少し個人的な、わいわいガヤガヤ的な HP も良いなと思ったり、持ちたいとも思ったりしますが、そのあたりの個人的な思いは出来るだけ押さえています(それが良いのか悪いのかは…)。
結果としては、Cを除き、多少ですが効果はみられたように感じます。効果を出していくには多くの方に見てもらわなくてはなりません。しかし、見られたことを示す「カウンター」の数字の多さを競う風潮は感じますが、見てもらうこと自体が自己目的になっては意味がありません。いかに多くの方のメリットになり、それが我々のメリットとして跳ね返ってくるのか、あれこれ思いを巡らせている所です。
HPを維持し、更新を続けるというのはかなりのエネルギーを必要とします。しかし、近い将来、日本の流通は劇的に変わるだろうということは感じます。つまり、現在の問屋制度の崩壊です。問屋は物流の発達していない馬車の時代に意味のあった制度です。直接オーダーで関東から一日、世界から一週間で品物を買うことができれば、複雑な流通は淘汰されることはインターネットを体験すれば理解できます。我々の場合、ほとんどがカスタマーと直接接しています。インターネット上の売買もダイレクトな関係です。我々の家具の場合、金額も張りますし、商売には結びつきにくいかもしれませんが、近い将来、多くの方に電話回線を通じ、品物や作者とがもっと気軽に接触する機会は増えていくだろうと感じます。今後は我々のHP上の「家具を売る」という部分をもう少し見直していこうと考えています。
結論として、やり方によっては商売にも繋がっていくでしょうし、雑誌などのメディアを媒体にしなくても、万人が等しくチャンスを与えられている状況があるわけです。現状では効果は少ないかも知れませんが、HPはぜひ持つべきだと考えます。

[関連余談]
夏は(財)学び舎の里 木魂館と協力して「木工スクール」を開催しています。去年から始めたのですが、参加者がひどく少なかったのです。そこで今年は考えました。インターネットで教室をPRしようとしたのです。
私はプレゼント情報のHPが非常に多くの人々に見られているというのを知りました。そこで、三月終わりから地元の方々に協力してもらい、プレゼントを提供していただきました。つまりプレゼントが広告料というわけです。プレゼント情報は小国木材加工研究所のHPに掲載します。そして複数の「プレゼント情報ページ」に我々のプレゼント情報を流します。我々のページを見に来てくれた方は、小国木材加工研究所の存在を知ることになります。四、五、六月と地元からのプレゼント情報で結構な方が我々のページを覗いてくれました。特に五、六月は温泉券 「もれなく」 でしたので、堅いといわれる我々のページにしては飛躍的なカウントの伸びでした。さて、七月は真打小国木材加工研究所からのプレゼントです。しかも内容は「木工スクール」で制作する小椅子です。そして、そのページには「木工スクール」の案内が…。「ムふふ…」一人微笑む私だったのです。
結果は取らぬタヌキの皮算用。その後のわたくしの落胆をご理解下さい。我々のプレゼントになってから、カウントは元の微動に戻り、本命の「木工スクール」の問い合わせは無いのですから。笑ってやってください。そんなこともありました。

先々月に続き知的所有権について

ご承知のように知的所有権には目に見えない膨大なエネルギーが投下されています。製品、作品の完成までには、概念、発想、取材などを通じての資料収集、次にそれを形にしていくわけですが、スケッチ、図面検討、モデリング(試作)。完成した後もさらに改良は続きます。我々の仕事においても、強いて言えば試作プロセス省かれていたりするくらいで、ほとんどこのプロセスは行われたと考えられます。よってその無形価値を保護しなければならないというのは理解できますが、難しい問題があります。デザイン的に、どこがボーダーなのかという判断が分からないところです。

大学時代に意匠権の授業で、担当教授がおっしゃるには、ホンダがスーパーカブのデザインをヤマハとスズキから不当に侵害されたとして裁判を打つというので協力要請があったそうです。その教授は弁理士をしておられ、仕事内容は裁判官に対し原告の主張を専門家の立場で分かり易く説明するということだそうです。続いてヤマハとスズキがやってきたそうですが、ホンダとの契約の後。もし、自分がヤマハ側についていたら勝たせることは可能だったといいます。多少オーバーにせよ、それほど微妙なニュアンスがあるわけです。よって、外見でどこまでが許されるかということは、私にはなんともいえませんが、ただ、他の品物から影響を受けた、また参考にしたにせよ、その後、その人がどれだけ時間をかけて自分のものにする努力をしたかということが問題でしょう。その努力は少なからず外観に出てくるものです。シェーカーなどのように権利の無くなったものは当然除かれますし、代価を払って参加した教室や学校で学んだことは、意匠面でも大目にみられるようです。我々は我々自身のためにも、有名な作家の贋作や、そのようなものを作ってくれというオーダーにも対応せず、知的所有権を尊重していきたいものです。

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