家具制作鯛工房

モダンでシンプルな家具を制作する家具椅子工房です

はじめに

この通信も早八年目に入ります。ここまで来たら十年を目標にという気持ちも湧いてきますが、どうなるかは分かりません。締め切りが近づきますと本業さておき、パソコンの前に座るわけで、ここまで続いたのも嫁さんの諦めに他なりません。もしも十年の区切りを迎えられましたら、自画自賛祝賀記念パーティーでも盛大に挙行したいと思うのでありますが…。

ファニチャーメーキング (18) −家具のディテール 2-1

■箪笥 2-1:葛城弘治

随分時間が空きましたが、第二回目のディテール集です。図面を書くのが億劫で、今までのびのびにしてきました。
今回紹介する箪笥は1992年に製作したものです。それ以前から、どこか日本的なものを取り入れた家具を作れないかということを考えていました。理由は幾つかありますが、私は子供のころからお寺や神社の建物や境内の雰囲気が好きで、そんな雰囲気や建物の様式を家具に込められないものだろうかと思い、身近にある神社仏閣の様式やディテールを観察していたのです。また、私は洋家具を習いました。ところが、我々が舶来様式と考えているものでも実はチャイナがルーツの物などが結構あることを知りました。それは欧州人が、極東の物を完全に自分のものにした証左です。私も自分が習った方法(日本の洋家具)をベースに日本的なるものを振り返り、形にしても良いのではないかと考えたのです。
(つづく)

雑記

■看板 (ビルボード)

言われなくても最初に看板を出す方は出していますし、ここ何回か書いてきた営業に関する記事など、あまりに初歩的な事柄で、その方面に秀でた方には、ばかばかしくてあきれ返ることばかりだと思います。こんな話を書いてきた私自身、やっていないことにあきれ返っています。が、その方面にあまり神経が回らない木工業の方というのは随分いるわけで、物を作り出す方々は何とその方面に疎いのだろうと、つくづく感じてしまいます。もちろん自分を含めてですが…。
こんな記事を載せ、しかもこれに関しての記事を募集した所で、そもそもがサラリー生活に疲れ、嫌気がさし、木工に踏み出した方々などにとっては鬱陶しく、また、ある意味でお節介なのはよく理解できます。待ち構えていて仕事が入り、食べていければ一番楽ですし、私も十年そうしてきました。少しだけ積極的にそんな活動をやっていかなければ、やがて尻すぼみになりかねないなと考え始めたのはほんの何年か前からです。パンフレットや看板や木工教室だとか、あれこれ私自身の営業関連の模索・試みを紙面で紹介してきましたが、まあ、その気がない方も、ある方も見守ってやって下さい。あるいは笑って下さい。もしも参考になればどうぞ取り入れて下さい。
町のそちこちに増えてきた看板を見るたび、「立てるやつは真っ先に立てんだよなぁ」と呟いている昨今です。この件に関する記事、相変わらず待ってます。

■研修生募集ノート

養成は小国木材加工研究所の目的の一つでした。雑誌の記事やHPを見て「家具の仕事」は来ませんが、養成や見習い、就職に関しての問い合わせは随分多く、去年の年末は、北海道からスーツ姿、履歴書持参で見学者が来たのには本当に驚いてしまいました。事前に就職の件についてはまったく聞いていなかったからです。

見習いというシステムは取らないというのが我々の結論です。検討を重ねましたが、我々のリスクが大きすぎても無理な話ですし、可能な範囲でのスタートです。
人手が必要で、まったくの素人でも雇いたい場合は賃金を払うでしょう。しかし、技術を習得する場合、それ相当の代価を払うのは当然ですし、各種学校などはまさしくその形態です。我々のフィールドにおいてもそのようなシステムが出現しても良いのではないかと考えます。つまり、「学校」の形態は取れませんが、考え方としてはそれに近く、さらに、リスクをお互いに分散するという考えです。ただし、研修生は見習いとは基本的に違いますから、積極的に仕事をさせるわけではありません。あくまで研修です。何かを学び取ってもらうわけです。あるいは、テーマを与えて取り組んでもらいます。仕事をさせた場合は、それに見合った代価を我々が支払うわけです。スタートしてみなければ分からない部分も多々ありますが、いつまでも踏み出さないでいるわけにも行きませんので。
研修日が週四日で金・土・日が自由研修となっていますのは苦学生(?)ならバイトをしてもいいような配慮ですし、余裕のある方は工房に来てもいいという考えです。
期間を三ヶ月単位としたのは、見込みのない方にはさっさとやめてもらうためですし、やる気のある方は継続すればいいことです。仮に応募が多いような場合は、ある期間で次の受講生にシフトできるようにという配慮です。
また、他の工房でもこのようなシステムを取り、研修生を受け入れてもいいという場合、ある受講生は何箇所かの工房で研修を受けられる可能性も出てくるわけです。これは研修生にとっても非常にいいトレーニングになるのではないかと考えます。この件に関し、興味のある方がいましたら話し合いたいと思っています。
要望は多くそれに答えられる工房は限られています。問題点もありますが、リスクをシェアしあうシステムは現実的で、選択肢の一つとして必要ではないかと考えます。

■ホームページ

最近、ホームページを持つウッドワーカーの方が結構増えてきているようです。家具の場合、今の所HPが注文獲得にどの位結びついているかは不明ですが、自宅にいながらそのような情報に接することができることに驚きを感じます。今後ページを持つ方は増えていくでしょうし、数年すると相当変わってくるのは間違いないように感じます。

■おしん

総集編を観ました。田中裕子さん、よかねェ。何年か前、山形から田沢湖線で盛岡に出ました。地元じっちゃとばっちゃの東北弁は実に懐かしかったのを思い出しました。オーロラ照ちゃんも良かったばってん、最近の朝ドラのヒロインは味気なかねェ。ではまた。

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